OpenFlowSwitchとしてのOpenvSwitchの詳細設定
OpenvSwitch(以下OVS)をOpenFlowSwitch(以下OFS)として利用する際の設定に関してまとめました。
datapathIDの設定
OpenFlowController(以下OFC)とOVSを接続した際、セキュアチャネルのdatapathIDは以下のコマンドで任意の値に設定することができます。セキュアチャネル接続前に設定してください。
コマンド
# ovs-vsctl set bridge ブリッジ名 other-config:datapath-id=16桁の16進数
設定例
# ovs-vsctl set bridge br0 other-config:datapath-id=00003e8b61071c50 # ovs-ofctl show br0 OFPT_FEATURES_REPLY (xid=0x1): ver:0x1, dpid:00003e8b61071c50
ポート番号の指定
通常はadd-portした順に連番でポート番号が自動で定まりますが、手動で明示的に指定することもできます。
設定例(結果抜粋)
# ovs-vsctl add-port br100 eth1 -- set interface eth1 ofport=101 # # ovs-ofctl show eth1 101(eth1): addr:52:54:00:95:cd:5c config: 0 state: 0 speed: 0 Mbps now, 0 Mbps max
OpenFlowのバージョンの変更
デフォルトではOVSはOpenFlow1.0対応となっていますが、以下のコマンドでバージョンの変更することができます。
ただしOFC側も対応するOpenFlowのバージョンをサポートしている必要があります。
以下のコマンドでは、OVSをOpenFlow1.0と1.2と1.3対応として設定しています(複数設定可能です)。こちらもセキュアチャネル接続前に設定してください。
# ovs-vsctl set bridge br0 protocols=OpenFlow10,OpenFlow12,OpenFlow13