猫型エンジニアのブログ

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KVMを用いてのライブマイグレーションの設定 その1

 NFSサーバではCentOS6.3を、KVMが動作するホストOSとしてUbuntu12.04をそれぞれ使用しています 

全体構成


 上の図のようにKVMホスト2台とNFSサーバ1台からなります。両KVMホスト間をVMが無停止で行き来するのが目的です。VMのイメージファイルは全てNFSサーバ上にあり、KVMホストは同一のイメージファイルを共有することになります。

 ここではNFSサーバ側の設定を記載しています。KVMホスト側の設定はその2以降を参考にしてください。

パッケージのインストール

# yum -y install nfs-utils

設定ファイルへの記載

/etc/exportsに以下を追記します。

/var/lib/libvirt/images *(rw,no_root_squash)

NFSの起動

# /etc/rc.d/init.d/rpcbind start
rpcbind を起動中:                                          [  OK  ]
# /etc/rc.d/init.d/nfslock start
NFS statd を起動中:                                        [  OK  ]
# /etc/rc.d/init.d/nfs start
NFS サービスを起動中:                                      [  OK  ]
NFS クォータを起動中:                                      [  OK  ]
NFS mountd を起動中:                                       [  OK  ]
RPC idmapd を停止中:                                       [  OK  ]
RPC idmapd を起動中:                                       [  OK  ]
NFS デーモンを起動中:                                      [  OK  ]

iptabesの設定

使用する環境に合わせてください。ここではローカルで閉じた環境で実行するため全てのルールを破棄しています。

# iptables -F