猫型エンジニアのブログ

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KVMを用いてのライブマイグレーションの設定 その2

 KVMを用いてのライブマイグレーションの設定 その1の続きです。KVMホスト側の設定手順です。KVMおよびvirt-managerはインストール済みと仮定しています。

パッケージのインストール

# apt-get install nfs-common

ストレージプールの設定

 ここからはvirt-manager上にて設定を行います。使用する2台のKVMホストそれぞれで同一の設定を行って下さい。

既存のストレージプールの停止

 virt-managerのedit->connection details->storageを開きます。下の×ボタン(stop pool)をクリックしてdefaultのストレージを停止させます。(下の画像参照)

f:id:alexei-karamazov:20140320185535p:plain

NFS用のストレージプールの作成

 下の+ボタン(add pool)をクリックしてAdd Storage Pool(step1)画面に遷移して、以下のように設定します。(下の画像参照)

f:id:alexei-karamazov:20140320185544p:plain

 ForwardをクリックしてAdd Storage Pool(step2)画面に遷移して、以下のように設定します。(下の画像参照) HostNameはNFSサーバのIPアドレスを指定してください。

f:id:alexei-karamazov:20140320185556p:plain

マウントの確認

 以下のようにターミナル上でのmountコマンドの実行し、実行結果の最後の行にNFSサーバをマウントが表示されることを確認してください。

# mount
(他の行も出力されるが略)
172.16.0.77:/var/lib/libvirt/images on /var/lib/libvirt/images type nfs (rw,vers=4,addr=172.16.0.77,clientaddr=172.16.0.26)
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ファイルの設定

ns2のhostsファイルおよびhostnameファイルを以下のように設定してください。
ns3もns2を参考にして設定してください。
 hostsファイルとhostnameファイル記載のKVMホストの名称(以下のファイルではns2)は、両ファイルで同一にしておく必要があります。

#/etc/hosts
127.0.0.1       localhost
127.0.1.1       ns2

172.16.0.12     ns3
172.16.0.26     ns2

# The following lines are desirable for IPv6 capable hosts
::1     ip6-localhost ip6-loopback
fe00::0 ip6-localnet
ff00::0 ip6-mcastprefix
ff02::1 ip6-allnodes
ff02::2 ip6-allrouters
# /etc/hostname
ns2