UACのリクエストの送信動作については「12.2.1.1 リクエストの生成」に記載がありました。ここでもlr(ルースルーティング)の有無によって動作は変わるようです。
なんかごちゃっと書いてありますけど、クライアント側としてはリクエスト送信時には、おそらく「設定ファイル」や「Recourd-Routeヘッダ」から「ルートセット」を内部で作成し、そのルートセットに基づいてS送信を行う模様です。
UACはリクエストのRequest-URIとRouteヘッダーフィールドを構築するために、リモートターゲットとルートセットを使用する。
リモートターゲット
定義は見当たらなかったが、送信先のR-URIと同義の使われ方をしている。
ルートセット
ルートセットとは、特定のリクエストを送るときにトラバースされなければならないプロキシのリストを表す、SIPまたはSIPS URIの並びの集まりである。ルートセットはRecord-Routeのようなヘッダーから知ることができるし、あるいは、設定することもできる。